映画「あのこは貴族」は2021年に公開された、門脇麦主演のヒューマンドラマ映画です。
色々な立場の女性の視点でストーリーが展開されます。
とはいえ、よくある「女同士の足の引っ張り合い」ではなく、それぞれの立場で頑張っている相手に互いにエールを贈り合う気持ちの良い作品に仕上がっています。
さりな毎年約150本以上の映画を観る
映画好きなさりなが
「あのこは貴族」
ネタバレなしの作品紹介に加えて
ネタバレありのあらすじ・結末・感想について
お話しします。
「あのこは貴族」作品情報
| あのこは貴族 | |
| 公開日 | 2021年2月26日 |
| 上映時間 | 124分 |
| 監督 | 岨手由貴子 |
| 原作 | 山内マリコ |
| キャスト | 門脇麦 水原希子 高良健吾 石橋静河 山下リオ 佐戸井けん太 篠原ゆき子 石橋けい 山中崇 高橋ひとみ 津嘉山正種 銀粉蝶 |
全く世間を知らないお嬢様を門脇麦が演じるのですが、嫌味がなくてとても良かったです。
「ここから抜け出したいけどどうしたらいいのかわからなくてもがく」様は、階層が違えど皆一緒だなと深く共感できました。
「あのこは貴族」出演者（キャスト）
「あのこは貴族」に出演されている皆様です。
榛原華子：門脇麦
榛原華子は都内出身のお嬢様。しかし、結婚するために会社を辞めたところ、婚約者にふられてしまう。
親族や友人の勧めもあり、婚活を始めるが――？
きらびやかな生活をしつつ、マナーや身のこなしは完璧な女性ですが、一方で現代人らしい共感の持てる悩みを抱える一女性――という難しい役どころだと思うのですが、門脇麦さんはぴったりですごく感情移入しちゃいました。
時岡美紀：水原希子
地方出身。勉強を重ねて憧れの慶応義塾大学に入学したものの、そこで「根っからの東京のおぼっちゃま・お嬢様」と自分たちとの違いを見せつけられる。
そのうち、親の都合でバイトをしないといけなくなり――。
不自由の中で、それでも精いっぱい自由を掴もうとして駆け抜ける時岡美紀を、水原希子さんが熱演しています。
青木幸一郎：高良健吾
政治家を輩出する家系に生まれ、将来は出馬することが生まれながらに決まっているサラブレッドを好演したのが高良健吾。
「この家に生きたからこうしないといけない」を全うする姿と、「それでも今だけは息抜きしたい」と美希を頼る姿とで表情や物腰が別人のように違う点が見事。
個人的には「あんたがもうちょっとしっかりしたたらいいんじゃないの！」と文句の一つも言いたくなるキャラです。でも、「憎めなさ」や「育ちの良さ」がスクリーン越しに滲み出てくる様は圧巻でした。
相良逸子：石橋静河
この映画の要ともいえるバイオリニスト、相良を演じた石橋さん。
これぞ「理想」という感じでちょっと出来すぎている気もしたけど、良かったです。
登場人物の中で一番「友達になりたい」人でした。
平田里英：山下リオ
美紀の同郷の友達。平田里英を演じた山下さん。
こちらも、本当に素敵で魅力的な友人でした。途中まで「どこかで裏切るのでは……」とハラハラしながら見ていたので感情移入しそびれてごめんなさい。
美紀にとって、本当に大切な友人です。こんなポジションの友達、最高すぎる……！
「あのこは貴族」予告
「あのこは貴族」の予告はYouTubeで公開されています。
これ、映画を見た後に改めてみると「予告」というより「ダイジェスト」のようで、いろんなシーンを思い出して胸がきゅんと締め付けられます。
タクシーでしか東京都内を移動したことのないお嬢様が、とあるきっかけで自分の殻を破り、成長していく作品であることが伝わってきます。
「あのこは貴族」あらすじと作品紹介（ネタバレなし）
榛原華子は東京生まれ、東京育ちのお嬢様。
出かけるときは当然タクシー。年始は一族そろって高級ホテルで会食。
そろそろ結婚の予定で仕事をやめたが、婚約者にふられてしまう。
周りからの勧めもあり、華子は婚活することになる。
なかなか良い出会いがなかったが、雨降る或る日、弁護士である青木幸一郎と出会うことになり、婚約を決める。
しかし、青木には長く続く愛人のような女性がいた。
その女性こそ、地方出身で、金銭的な都合で慶応義塾大学を中退した時岡美紀。
美紀もまた、歯がゆさややりきれなさを抱えつつも、自らの境遇を「都会の養分」と笑って切り捨てながら日々を生きていた。
「あのこは貴族」が動画配信されているサービス一覧
「あのこは貴族」動画配信情報が入りましたら、こちらでもお知らせします。
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