映画「グッバイ、リチャード!」は、2020年公開、ジョニー・デップ主演のヒューマンドラマ。
余命宣告された大学教授、リチャードの残された日々の過ごし方について語られています。
テーマ的にものすごく重たい話かとおもいきや、そこはジョニー・デップ。
笑いあり、涙ありで軽やかに楽しむことのできる作品でした。
この作品が気になっている方は、「余命半年ものだから……」と重くとらえずに、気軽に見て大丈夫ですよ!
毎年約150本の映画を観る
映画好きなさりなが
「グッバイ、リチャード!」
ネタバレあらすじ・結末・感想について
お話しします。
「グッバイ、リチャード!」作品情報
グッバイ、リチャード! | R指定 |
公開日 | 2020年8月21日 |
上映時間 | 91分 |
監督 | ウェイン・ロバーツ |
脚本 | ウェイン・ロバーツ |
キャスト | ジョニー・デップ ローズマリー・デウィット オデッサ・ヤング ダニー・ヒューストン |
90分と、短めなので
気軽に見られるね!
こちら、R指定となっています。
(私、大人なので別にいいんですが
知らずに見に行ってちょっと
驚きました)
「グッバイ、リチャード!」出演者(キャスト)
リチャード・ブラウン(ジョニー・デップ)
大学で英文学の教授をしている。
ヴェロニカ・シンクレア=ブラウン(ローズマリー・デウィット)
リチャードの妻。夫婦関係は良好とは言い難い模様。
オリヴィア・ブラウン(オデッサ・ヤング)
リチャードの娘。何か秘密を抱えているみたいで……?
ピーター・マシュー(ダニー・ヒューストン)
リチャードの同僚であり、親友
「グッバイ、リチャード!」予告
「グッバイ、リチャード!」の予告はYouTubeで観ることが出来ます。
「グッバイ、リチャード!あらすじと紹介(ネタバレなし)
☑ 英文学の教授、リチャードはある日医師から「余命180日、治療をすれば後1年~1年半」のガンであると告げられた。ショックを受けたリチャードはしばらく自暴自棄になるものの、家族と向き合い、仕事と向き合いつつ、今までの人生に想いを馳せ残された時間を懸命に生きようとする姿を描くヒューマンドラマ。
余命を告げられてから始まる映画は今や珍しくはないですよね。
「君の膵臓を食べたい」や「最高の人生の見つけ方」「ボクの妻と結婚してください」など色々あります。
本作「グッバイ、リチャード!」の特徴は、テーマが重たいわりには、全体的に軽やかに話が進んでいくところにあります。
まず、リチャードは治療をしないことを決めます。そして、周りに余命いくばくもないことを告げません。
前半、自暴自棄になるリチャードにあっけにとられるかもしれませんが、ぜひ、最後までご覧ください。
とはいえ、私はかなり泣きましたし
映画館で周りからも
すすり泣きが聞こえてきました。
ハンカチを準備してご鑑賞ください。
「グッバイ、リチャード!」動画配信サイト
「グッバイ、リチャード!」は下記のサイトでレンタルされています。
配信サイト | 配信状況 | 無料トライアル期間 |
Amazonプライムビデオ | 見放題配信中 | 30日間 |
Hulu | 見放題配信中 | なし |
dTV | レンタル配信中 | 31日間 |
「グッバイ、リチャード!」あらすじ(ネタバレあり)
「グッバイ、リチャード!」あらすじ【起】
大学教授のリチャードは、ある日医師からステージ4の肺がんだと告げられる。余命180日、治療をすれば1年~1年半生きられるという事だった。
途方に暮れたリチャードは、池に飛び込んで不運を嘆く。
家に帰って、真実を家族に告白しようとしたが、娘のオリヴィアがレズビアンであると告げた。母親のヴェロニカは素直にそれを受け入れることができない。怒ったオリヴィアは席を立った。妻のヴェロニカは夫のリチャードに実は不倫をしていると告げる。しかも、不倫相手はリチャードの務める大学の学長だった。
リチャードはあっけにとられる。後日、リチャードは妻に「不倫は認める。これからは互いに自由に生きよう」と告げる。娘のオリヴィアは家に彼女を連れてきた。
「グッバイ、リチャード!」あらすじ【承】
ある日、リチャードは大学での講義中、学生に本気で文学と向き合わないものはここから出ていけと告げる。授業を受けなくてもC評価は与えるという条件付きで。大半の学生は出ていき、数人の学生だけが残った。
リチャードは学生を連れて酒場に行き、店員を秒で口説いて関係を持つ。
学生たちは、リチャードの振る舞いにただただあっけにとられつつも、興味を抱く。
リチャードは友人であるピーターにだけ、ガンで余命いくばくもないことを告げた。ピーターは嘆き悲しむ。一方でリチャードは、学生からマリファナを購入するなど、半ば自暴自棄ともいえる行動に溺れていくのだった。
「グッバイ、リチャード!」あらすじ【転】
ピーターは、リチャードが病院で治療を受けないことにイライラし、「ガン患者の会」へと連れていく。リチャードはそこで他のガン患者の言葉を聞くが、「治療を受けない」という決意は変わることなく、ピーターを連れてその会を後にした。
リチャードの具合は少しずつ悪くなり、やがて学生と酒場で飲んでいた時に倒れてしまった。
ピーターは知らせを聞いて慌てて駆けつける。しかし、リチャードはなんてことないとはぐらかすのだった。
しかし、ある日リチャードは研究室で倒れてしまう。そして、発見してくれたピーターに教会に連れて行ってくれと頼むのだった。悲しみにくれるピーターに、「涙は見せないでくれ」というリチャード。
二人の友情が、ただただ切ない。
一方、妻のヴェロニカは不倫相手の学長のおかげで、大学に自分のモニュメントを立ててもらっていた。
「グッバイ、リチャード!」あらすじ【結】
ヴェロニカの不倫相手、大学学長主催のパーティーへ招かれた(全員強制出席)ものの、夫妻は学長の意志により席を離される。
リチャードはそこでようやく、皆に今の想いと自分の状況を伝える。
誰しも命は有限であること。それを精いっぱい輝かせるべきであること。
豊かな人生を送れるかどうかは自分次第であるということ。
そして、妻に愛の言葉を伝え、遠くへ行くと言い残して出ていく。家では、娘のオリヴィアが彼女に振られたと言って泣いて帰ってきた。リチャードは、きっと君ならうまう行く、応援していると伝え、自分が病気であることを告げ、別れを告げた。泣き崩れるオリヴィア。
そうして、リチャードは愛犬と共に車に乗りこみ、いざこざを抱えつつも長年住み慣れた家を後にするのだった。
「グッバイ、リチャード!」感想・評価・レビュー
さりなの勝手に評価 ★★★★★★★☆☆☆(7/10)
すっかり大人になったジョニー・デップの演技にただただ引き込まれました。
余命いくばくもない話はあまり好きではないのですが、軽やかに語られていたのでそこまで苦になることはなかったです。
最初の自暴自棄のシーンは、ちょっと引く人もいそうな気がしますが……
でも、90分という短さなので、テンポよくまとまっていてダレることもありません。
とはいえ、「人は誰でもいつか死ぬ。だから、人生、一日一日をきちんと大切に積み重ねていこう。この『生』を精いっぱい生きていこう」という気持ちになることができる、素敵な映画でした。
「グッバイ、リチャード!」が気になるあなたに贈る:ジョニー・デップのおすすめ映画3選
パイレーツ・オブ・カリビアン
ジョニー・デップの代表作ともいえるシリーズ。
海賊をかっこよく、そしてコミカルに演じています。
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